「自分自身を助けることができる人は 他人を助けることができる」
しかし、* 思いやりが深く、 *思考が素直で、
*真面目な生活をしている人。
もしこのような人をパートナー(仕事・夫婦・仲間・先生・・・・)
にすることが出来ないならば、国(家)を捨てた王様(主人)のように、
森の中を独りで進むゾウのように、自分一人で歩いて行きましょう。
(原始仏典 ダンマパダ23章-329番)
国を捨てた王様とは、まさに釈尊ご自身の人生でした。
釈尊は、自分一人で歩くことを決断した人でした。
人間とは最後は自分一人だけで裸で死んで行くことを見ましても、
どんなに地位や名声が有りましても、どんなに素晴らしい家族に
囲まれて暮らしていましても、自分の先祖や内在神を普段から
心の拠り所にしていないと、心の真の安心感は継続しないのです。
目移りするもの、自分が執着するものが身の周囲に多い人ほど、
一喜一憂することになります。
その代わり釈尊は、多くの人々を励まそうとし、多くの人々の心
を救おうとされました。
他人には頼らないが、他人を救う・助けたいという思いを行動に
して実践されました。
だからこの項で勘違いしてはいけないことは、ただ一人孤独に成
りなさいという意味では無いのです。自分は他人を頼らないが、
自分が他人を助けるという意味なのです。
これは昔の日本人の精神でもあると私は思います。
先ずは、自分が自分自身を助けなくては生けません。自分で自分
を癒やすことを心掛けましょう。自分自身を助ける人は、他人を
頼らずに、他人を助けることが出来る人に成れます。
そうしますと、いつの間にか、その人は他人から求められるよう
になり、他人から見てうらやましいと思われる環境に成って行く
のです。コノ世で成功する秘訣の1つは、
先ずは自分で自分自身を助けようとすることからなのでした。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「志を遂げる」
志を遂げることを戦前の人は素直に
「偉くなる」「偉人になる」と表現していた。
「偉人」「成功者」というのは
決して総理大臣になることだけをいうのではない。
コンビニの仕組みを考えた人、
カメラ会社をつくった人、
よく人に奉仕した人、
相撲取りになった人、
軍人になった人にも、
偉人や成功者は存在する。
それぞれの人にいろいろな成功の道があるのである。
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今日の諺 「山紫水明(さんしすいめい)」
【意味】
自然の風景が美しいこと。
日の光のもとで山が紫色に見え、
川の水が澄みきって明るい様子。
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