「自分の付き合う人を選びなさい」
常に自分の感覚器官を大切にしなさい。
満足することを知りなさい。感謝を知りなさい。
社会規則を守り、仕事を淡々と行いなさい
怠け者には成らないように。
真面目に生きる人間を、良い友人として交友しなさい。
以上は、コノ世の知恵にあふれた尊い人が行う生活の基本です。
(原始仏典 ダンマパダ25章-375番)
この項を単純に読みますと、つまらない、
と最初は思われるかも知れません。しかし、ここには、幸運のカギ、
ナゼ人により金運が違うのか?の原因と対策が書かれています。
世の中には、真面目に働かずに、家事もせずに、神仏に祈願することで
幸運や金運が「来る」と思っている人が多いです。
真実は、決してそうでは無いのです。真逆なのです。
上記のような生活をすることで、幸運や金運は「向こうから来る」のです。
願わなくても、やって来るのです。そう成るための生活が、
(1) 他人よりも、自分の感覚を大切にしなさい。
(2) 欲張り過ぎずに、ほどほどを知りなさい。
現状の感謝するべきことに気付きなさい。
(3) 規則正しい生活と仕事を継続すること。
(4) 怠ける心に注意することで、災難を避けることに成ります。
(5) 自分が付き合う人間を選びなさい。
(1)~(4)の生活は、
(5)の為に有ると言っても過言ではありません。
コノ世では、交友関係により、幸運も不幸も、金運も大きく左右され
るのです。自分が悪い生活をしていますと、やはり似たような悪い友人
しか出来ません。
社会には、他人の保証人にされて家まで失くす人、友人からの投資話
で大金を無くす人。自業自得ではあっても、このような、そもそも
の不幸の原因の始まりは、自分の交友関係なのです。
例えば、(1)~(5)を意識して生活している経営者が、縁のある人のために
多大なお金を失ったとしても、そのお金を失うことによって、そういう場合、
前の世や過去からの家系や自身の因果が昇華されていきます。
この因果の昇華によって、その後のご本人の家族や会社に金運と幸運を提供
しています。
すべては、(1)~(5)の「継続」が、本人を変えて行くのです。
生きる限り、誰もが、自分の生活の中で変わって行くことが可能なのです。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「二河白道(にがびゃくどう)」
私が大学生のときに、
国文学の先生から「二河白道」という言葉を
習ったことがある。
これは救いに至る道について述べた言葉である。
片方には火の河があり、
片方には水の河がある。
その二つの河の間に細かい白い道がある。
後ろからは盗賊や猛獣や毒虫が追っかけてくる。
水波と火焔が休みなく、
かわるがわる白道を洗い流している。
そこを一心に念じて進むのが
宗教の道だというような話を聞いた覚えがある。
どちらにも落ちてもいけない。
火の河は瞋恚(しんい:怒り怨む)、
水の河は貪欲のたとえだそうである。
宗教の道だけではなく、
人間の道というのも
実は二河白道なのではないか。
幾何学的精神だけだと死の壁によって
すべてが終わってしまうし、
逆に、繊細なる精神だけを重んずると、
とりとめのない迷信、
あるいは確信のある迷信に陥ってしまいかねない。
したがって、人間の生き方にしても、
幾何学的精神の河と繊細なる精神の河という
二河の細い百道の間を
通らなければならないわけである。
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今日の諺 「公明正大(こうめいせいだい)」
【意味】
公平で自分の利益を考えずに正しく物事を行うこと。
「公明」は公平でかくし事がないこと。、
「正大」は正しく堂々としていること。
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