「いつも心にお浄土を」
あちらこちらへと、色々なことに執着する
ワレヨシな欲望の激流を涸(か)らせることが出来た人。
そういう人は、コノ世とアノ世を往復する
輪廻(りんね:生まれ変わり)を終わらせます。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.3)
仏教の思想には、
「大欲(たいよく)を持て」という考えがあります。
* 自分だけの欲を考えるような、そんな小さな欲で、
お前は本当に満足するのか?
* 多くの人々の欲を叶えるほどの、巨大な欲を持て。
ということです。ワレヨシの欲望などは、スケール
が小さすぎてツマランということです。
自分が持つ自己都合のサガ(悩み)があれば、それだけを何
とかしたいと思うから苦しみます。
* もっと大きな視点、
* 大欲の視点、
* 自分は必ず死ぬ定めであることを思い出すこと。
大きな視点、理想の視点、全体の視点を持って生き出せば、
自分が悩む内容が必ず変わって行きます。
自分の執着やワレヨシを切断して行きます。
そのためには「いつも心にお浄土を」なのです。
つまらんことは阿弥陀さんに任せて「なんまんだぶつ」なんです。
そして心軽くなると運命が変わるのです。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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