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10/4(土)「花は外に咲かせず、心の内に咲かせるもの」

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「花は外に咲かせず、心の内に咲かせるもの」

果実が美味しいイチジク(無花果)の木には、

(自我の欲望の象徴。転生要因に成る)が表立っ

て咲くことはありません。

何度も生々流転を繰り返す生まれ変わり(転生)

を経験しましても、どの人生におきましても、

頑固な執着を持たずに終えることが出来た人は、

それはイチジクの木のようであり、コノ世とア

ノ世を往復する輪廻(りんね:生まれ変わり)

を終わらせます。

それはまるで蛇が古い皮をスルッと脱ぎ去るよ

うに出来ます。

(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.5)

 

 

輪廻転生(りんねてんしょう:生まれ変わること)

について、非常に重要なことを釈尊が示唆されています。

* 1回の人生だけを、執着・ワレヨシな自我を無くする

     ことに成功しても、転生は終わらない。

* 幾多の人生を繰り返しても、毎回の人生で執着を無

     くすることに成功して初めて、その人のいのちはスルッ

  と転生を終わらせることが出来る。

 

ということなのです。この項で大切なことは、イチジクの

木とは表面に花が咲かない果樹だということです。

花が見えないまま、いきなり果実が育ち始め、花はその果実

の真ん中に隠れているということです。

 

とにかく釈尊の教えとは、華やかな社会、他人の豪華な人生

を見る中におきましても、

* 何事にも執着(ワレヨシの欲望)しないことが目標です。

* 人は、嫌な執着さえ起こさなければ、苦しい人生も、転生

  も終わらせることが出来る。ということが仏教の真髄です。

* 自分なりの花を、他に認めてもらおうとして外に向けて

  かすことに執着せずに、自分の心の中に花を咲かせましょう。

 

店舗に出るスタッフに言いますのは、他人の視線や態度の為に

無理をすることから離れて客観的に自他を観ていくこと。

そして、自分の心を安心させることを、何よりも優先すること。

その為には、店舗に出た時だけでなく、日常からまじめに良心

に沿った生活努力をすることが必須です。

 

今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。

皆さんの仕合せを心より念じております。

 

 

【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載

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