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11/7(金)「光は外に非ず 内に在り」

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「光は外に非ず 内に在り」

原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-№54 補足

 

* 自灯明(じとうみょう):

他者を頼らず、自分自身を拠り所としなさい。

自分自身に知恵の光をともし、暗い先行きを照らしなさい。

 

* 法灯明(ほうとうみょう):

他者よりも、真理を頼りなさい。

コロコロと変わる生きる他人よりも、

一定不変の真理を求め、真理を拠り所にしなさい。

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「自灯明」とは、

自分の中にある光(良心・判断力・誠実さ)を拠り所

に生きること。

仕事の場では、上司の意見、数字のプレッシャー、

周囲の期待など、外からの声に流されやすいものです。

しかし、

釈尊の言葉はこう問いかけます。

「あなた自身の中に、

 正しい判断の灯がある。それを信じなさい。」

たとえば、

  • 自分の価値観に反するやり方を強いられたとき

  • 本当にこの仕事の目的は何か?と迷うとき

そんな時こそ、

自分の内なる「灯」に問いかけてみましょう。

「これは誠実な道だろうか?」

「相手も自分も本当に成長しあい、

 心喜び仕合せになれる選択だろうか?」

その問いを忘れなければ、

どんな環境でも心はぶれません。

「法灯明」とは、

永遠に変わらない真理や価値を拠り所にすること。

ビジネスの世界は変化が激しく、

流行り廃りもすぐに変わります。

そんな中で「変わらない基準」がなければ、

心も判断も揺れてしまいます。

その“変わらない基準”こそが「法灯明」です。

つまり、普遍的な真理・原理原則に基づいて仕事をすること。

たとえば

  • 「人を尊重する」

  • 「嘘をつかない」

  • 「感謝を忘れない」

  • 「自他共に幸せをめざす」

これらはどんな時代でも変わらない「法(真理)」です。

AIが発展しても、リーダーシップや信頼関係の根底にあるのは

この“人としての真理”です。

現代に生きる私たちに必要なのは、

次の二つのバランスです。

  1. 「自灯明」= 自分の中の誠実さを信じる勇気

  2. 「法灯明」= 普遍的な真理・倫理を学び続ける謙虚さ

たとえば、

チームリーダーであれば

部下の意見を尊重しつつ、

自分の判断軸(自灯明)を持つ。

そして、

組織の利益だけでなく、

人として正しいこと(法灯明)を選ぶ。

営業職であれば

数字に追われる中でも、

嘘をつかず誠実に提案する(法灯明)。

自分の信念と価値観を信じて前に進む(自灯明)。

釈尊の「自灯明・法灯明」は、

決して2500年前の教えではなく、

現代のビジネスリーダーや働く人々にこそ

必要な「心の羅針盤」だと強く感じます。

今日も、

  • 自分の内なる光を信じ(自灯明)

  • 真理・良識・誠実という普遍の光を頼りに(法灯明)

一歩一歩、誠実に働く。

その姿こそが、

最も尊い「仏の道の実践」です。

 

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