「〝子孫”以,祭祀"不輟」
(子孫以て祭祀して輟（や）まず)
＝子孫が継続する祭祀
＝先祖供養、なのです。
驚くべきことに老子が、
「先祖供養(感謝)」の重要性を徹底的に書き表しています。
しかも、先祖供養(感謝)の効果・恩恵・作用の大きさを、
個人だけではなく国家を左右するほどの巨大なものである
と明記しています。
その相手を知りたければ、
先祖供養(感謝)を自主的にする人間か否かを見ればわかる。
その町のことを知りたければ、
多くの住民が先祖供養(感謝)をしているか否かを見れば治安状態がわかる。
その国家のことを知りたければ、
先祖供養(感謝)の浸透具合を見れば富裕さも含めて、
その国の未来まで知ることができる。
このように老子が、先祖供養(感謝)の重要性を強調しています。
どうして老子は、
先祖供養(感謝)の実践を見れば、
そのすべてがわかると言うのでしょうか?
それは、先祖供養(感謝)＝継続性への賛歌、
「継続力を大切にできるか否か」の問題なのです。
裕福になるのも、
幸福になるのも、一日にしてはならないのです。
⑴そこには地味な継続力があることが必須条件なのです。
別に先祖供養(感謝)をしなくても、
生きる他者に怒られることはありません。
先祖供養(感謝)とは、すでに亡くなった人間、忘れ去られた人間⋯⋯
つまり、「弱者への思いやり」の行為なのです。
弱者への思いやりがない人間、町、国家が繁栄することはないのです。
⑵先祖供養(感謝)の継続は、
「思いやりの心」があるか否かを見る試金石なのです。
私は「結婚を考える場合、
相手の自分の親に対する態度を見れば、
それで将来の自分に対する態度がわかる」とよく言います。
つまり、自分の親を大切にしない人間と結婚しますと、
それは必ず将来の伴侶への態度になるということです。
親孝行な相手と結婚しますと、
自分も大切にされるということです。
親は一番身近な先祖です。
先祖供養(感謝)をする人は、
生きている家族にも優しい思いやりを向けることができるでしょう。
先祖供養(感謝)とは、宗教から切り離して、
「自分の家族は責任を持って自分で食わせる。
自分の先祖は自分で供養(感謝)する」という、
日々の生活の一部として存在するべきことなのです。
私は仕事上で多くの経営者を視てきましたが、
何代も安定して継続する会社のオーナーに共通することは、
熱心な先祖供養(感謝)の実践でした。
新興宗教ではなくて、地域の伝統仏教にもとづいて、
日々ごく普通に家族で先祖を供養(感謝)する人たちが多いのです。
先祖供養をしない経営者の会社や、
後継ぎが集金宗教に熱中した会社は、
一時が良くても栄華が「継続せずに」没落していきました。
宇宙の森羅万象を知る老子が、
先祖供養(感謝)を絶賛する意味は大きくて深いのです。
釈尊は先祖供養(感謝)を、
その生きること自体が困難な「時代性のために」言いませんでした。
しかし、日本の仏教ほど先祖供養(感謝)が中心で、
先祖供養(感謝)に一辺倒で熱心な仏教は世界にありません。
日本神道の祖霊信仰と仏教が融合して、
日本独自の先祖供養(感謝)仏教が花開きました。
日本が、世界の経済大国になるほどの富裕さが得られた陰には、
先祖供養(感謝)の伝統がありました。
これは、老子が、「先祖供養(感謝)を実践する国家は、富裕になる」
と言っていることを証明したと私は思います。
今日も淡々と、自分の手で「自分なりの方法で」
先祖に感謝する供養をしたいと思います。
先祖供養(感謝)=遺伝子へのケアでもあります。
子孫繁栄、健康、色んな幸運に
ダイレクトに影響しているのは間違いないと私も日々体験しています。
しかし、自分のためにではなくて、
「先祖のために」供養(感謝)したいという気持ちが一番に大切なのです。
「柔訳 老子の言葉」
著：谷川 太一 より抜粋転載
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一期一会
土曜日の夜に僕が理事長を務める
「認定こども園」の入園式と、
全職員の園内研修を終えて、昨日の
日曜日休み暇なくしっかり仕事をさせて
もらいました。
と言うか、休めないですね。
次から次えと入荷してくる荷物の到着連絡
カルテ作成、お見積りや見積連絡をして
いるとあっという間に一日が過ぎます。
絶対にこの流れを止めてはいけないので、
男性スタッフたちが休みを返上して
頑張って仕事をしてくれています。
昨日は女性のサリーちゃんも出勤して
頑張って入力や出荷をやってくれてい
ました。
少数人数制の多能工でみんなよく頑張って
くれます。
お陰様で昨日も「全国宅配」や「伊勢丹」分
だけで三桁の見積になります。
ずっとこの調子で数字が落ちることがありま
せん。
一月十八日、値上げと共に「基本料金」「指定
ブランド料金」「ハイブランド・ラグジュアリー
料金」と大まかに三段階の料金と作業内容を
決めての新たなスタートでしたが、今のところ
それがとても滞りなくスムーズに流れていって
ます。
正直言って、
本当に手間をかけて一点一点洗った
り仕上げをしていたので、一点単価をグッと上げ
たとしてもそれが違和感なく馴染んできているよ
うな気がします。
それはリピーターの方だけではなく、新規の
お客さんたちが新たに増え続けているという現実に
如実に現れています。感謝です。
この調子で今日も一切手を抜かず頑張ります。
もう主力スタッフたちはマネージャーの法子さん
を筆頭に、工房の細部にわたっての掃除を行って
います。
整理整頓、掃除の徹底。お客さんたちから大切な
お洋服を預かるのですから、お出迎えするのに
粗相が在ってはならないという誠実な気持ちから、
この時間は自然と掃除の徹底の時間が生まれて
きました。
今日も一期一会で頑張ります。
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お客様の声
★50代、男性
ジャケットのシミがきれいに取れていた
ので、「また、これで着れるわ」と、と
とても喜んで持ち帰られました。
●留袖の反物にカビが生えたので落として
欲しいと連絡有。後日お持ちになられます。
早朝と夕方は30分の散歩で歩くのですが、
とっても桜が綺麗です。
今日のお昼はちょっと外に出て見て
お花見をしようかなと思っています。
写真掲載しますね、とってもキレイな桜たちの。