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「諸行無常だから、何があっても大丈夫です。すべてのことに感謝をしながら生きていく」3/3(日)

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自分自身の心を正しくコントロールするように

心がけている人は、悪い行為をしません。

若い時にも、中年以降の年代になりましても、

静かに黙々と、自分ができる努力を継続します。

そのような人は、どんな他人にも

苦悩を与えることをしません。

他人に苦悩を与えない人は、

どんな他人からも、苦悩を与えられません。

そういう人が聖者という者であると、

古くから賢者たちは指摘しています。

[原始仏典『スッタニパータ』

第一章第十二節-二百十六番]

 

とても大切な示唆に満ちた

言葉が述べられた項です。

 

釈尊いわく、

(1)自分の心をコントロールしたいと、

制御する努力をする人は、

悪い行為も、自然とできなくなっていくものだ。

 

これは確かに言えると思います。

努力が継続する人は、

自然と真面目になっていきます。

 

この逆に、中学生の時の悪ガキを思い出しますと、

・真面目に努力する同級生を、

バカにして邪魔をしたい気持ちが起きる。

・自分ができないことを

他人が真面目にしていますと、

取り残されるような感じがして、壊したくなる。

 

このようなサガは、

大人になりましてもあるものです。

ある職場にいた独身女性の話ですが、

・幸せそうな家庭を持つ妻帯者の男性に、

なぜかモーションをかけたくなる。

・不倫状態になって、

相手の家庭が壊れますと、

その途端に相手の男性への興味を失う。

・そして、自分はセクハラの被害者を演じる。

こういうことを繰り返すサガの女性がいました。

その女性から、もの凄く悪い因果を

創っている自覚があるが、

どうしてもやめることができない

という相談がありました。

 

そのサガの原因は、

女性の育った環境にありました。

父親が、独身女性と不倫をして、

家庭が壊れて母子家庭になった境遇でした。

そのために、金銭的にも

非常に辛い思いをしながら、

両親の揃った円満な家庭を

うらやましく思っていたそうです。

 

そういう辛い経験があるために、

自分が成人しますと、

今度は自分自身が他の家庭に

復讐するようなことをしてしまうという悩みでした。

 

まずは、苦しかった頃の

子ども時代の自分を思い出して、

その頃の自分を認めてあげて、

当時の自分に復讐する思いを

持つことはやめよう、と

意識をすることを勧めました。

すると、段々とその悪いサガが

収まっていかれました。

何かの参考になれば幸いです。

 

(2)他人に苦悩を与えない人は、

どんな他人からも、

苦悩を与えられることがなくなっていく。

 

因果の法則では、これが言えます。

でも、このように書きますと、

「自分は真面目にしているのに、

嫌がらせを受けるのはなぜ?」

このような疑問が出るものです。

 

でも、急がないで欲しいのです。

これは速効性のあるような話ではありません。

自分が、他人に一切の苦悩を、

言葉でも、態度でも、行動でも、

誤解であっても、

絶対に与えない真面目な生活が

「長く継続した」場合に、「そうなっていく」と

理解をしていただければ良いと思います。

何事も、継続性の上で、改善が起こることを

知っておいていただければ幸いです。

 

「柔訳 釈尊の教え 第三巻」

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