お年寄りに対しまして、常に礼節を守り、
大切にする人には、四種類の恩恵が増大します。
それは、寿命と、美貌と、楽しみ事と、
色々な働き(元気パワー)を保証するのである。
(原始仏典 ダンマパダ8章-109番)
やはり老人だからと言って徳の無い下品で傲慢な人や、
何度も何度も過去の自慢話を繰り返しり、くどくどと説教じみた
話をする老人に対しては、気持ち良さは感じないものです。
ただ釈尊が、表面的で道義的な意味や比喩的な意味だけで、
老人を大切にする人間には、
*自分の寿命が延びる
*顔が若々しく美しくなる
*自分が楽しみ喜べる対象が増える
*色々な働き(元気パワー)が増大する
このようなことを意味も無く保証すると言うことは無いと
感じます。そこには大きな視点から見れば必ず意味と法則
があるはずです。
本当に大きな反射が、親孝行や先祖を敬い尊ぶことから起
きてくることを感じます。
私は昔、友人の紹介で広島のオタフクソースの前S会長さん
と親しくさせていただきましたが、まさにこの御方はこの項
で釈尊が仰る4点の項目すべてに該当していました。
つまり、この御方や成功している現代の経営者の多くに共通
しているのは、傍から見ても頭が下がるような「親孝行」と
「先祖への感謝の深さ」なのです。
つまり、これはもう迷信ではなくて、人類に共通する遺伝子
的な理由と原因が存在すると考えた方が合理的だと考えます。
この世で成功する男性、あるいは仕合せに成る女性には、一
見関係ないと思われるこの二点を意識することが、意外なポ
イントであると感じます。
つまり、強力な運気というものが、どこから湧いて来るのか?
の答えかもしれません。
そして、このようなことを2500年も前に釈尊が、ここま
で具体的にこの項の4点を指摘して発言している意味は大き
いと感じました。ご参考までに。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より抜粋転載
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宗教・宗派を超えた本当の信仰とは?
日本人の道徳心
「美徳は報酬である」
英語に、美徳はそれ自身の報酬であるということわざがあります。
良いおこないの間違いのない報酬とは、
必ず次の良いことをやりやすくなるということです。
そして、さらに良い行為はやりやすくなります。
そして、そういう良いことをやる人は
永続的な影響を与えられます。
すなわち、美徳のある人とは、
その美徳をやり続けたからそれが身についているということです。
良いことをやれるということそれ自体がもう報酬なのだということです。
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今日の諺 「良妻賢母(りょうさいけんぼ)」
【意味】
よい奥さんでよい母親ということ。
「良妻」はよい妻、「賢母」はかしこい母親という意味。
【由来】
昔の日本の理想的な女性の姿で、
母として子どもをきちんと育て、
夫の言うことを聞いてよく尽くす奥さんということ。
明治時代からの女性の教育方針だった。
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