「不満は比較より起こる」
人間は、不満心を思わないように捨て去り、
不満心を心から根絶することが出来たならば、
その人は昼夜を問わず心の平安の中に暮らすことが出来ます。
(原始仏典 ダンマパダ18章-250番)
人は、なぜ不満心を持つのでしょうか?それは、自分が他の何かと
「比較」をするから、不満心が生じるのではないでしょうか?
もし、生まれながらに地獄しか知らなければ、それがアタリマエだ
と思い、不満心が生じないかも知れません。
しかし、一度でも他者の生活を知りますと、ショックと不満心を抱
くことでしょう。
たった1回の無責任な他人への情けは、相手に不満心を芽生えさせ
ることに成る危険性を知って置きましょう。
たった1回では無くて、継続した援助が真の誠意と成ります。
しかし、それもまた相手に逆にアタリマエとされて、不満や依存を
生むこともあります。人間の心とは、本当に複雑な反応をします。
しかし何がありましても人間は、
* 自分は不満心を持たない
* 比較心を持たない
と自分自身に誓うことが大切です。
これにより人間の心は安定して行くと、釈尊はこの項で仰っています。
自分が知らない内に、他人との比較をしていないか、静観をして行き
ましょう。自分自身を静観していくことで、すべての煩悩(ぼんのう
:自我・我欲)は消えて行きます。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「幸福の原理」
豊臣秀吉は家来を召し抱えるときに、
その男が運のよい者があったかどうかを重んじたという。
秀吉は体験的に戦場では運が大事であることを知り、
運のよい者たちを近くに置くこと自体が、
幸運を招くことが多いことを知っていたらしい。
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今日の諺 「極楽浄土(ごくらくじょうど)」
【意味】
仏様(阿弥陀仏)がいる苦しみのない美しい世界。
「極楽」は仏教で、
すべての苦しみから解放された理想の世界、
「浄土」は、仏様のすむ清らかな国のこと。
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