
【今日の気づきの法話】
原始仏典を読む中で、私が強く感じたことを書きます。
原典の解説ではなく、日々の生活の中で感じた私的な
「気づきのメモ」です。
「心・言葉・行為」だけで人の運命はつくられる ―
私たちが複雑だと思っている世の中は、
じつは たった3つの働き で動いています。
① 心(何を思うか)
② 言葉(何を発するか)
③ 行為(どう動くか)
この3つの質が、そのまま
人生の流れ・人間関係・仕事・お金・健康…
すべてをつくり出しています。
■ 心が濁ると、言葉が変わり、行為が乱れる
人は「見ているものが多すぎる」ために、
大切な因果の仕組みが見えづらくなっています。
しかし運命を決めているのは派手な出来事ではなく、
いつも使っている心・言葉・行動の“方向” です。
■ 楽しむことも、成功することも
大事なのは “範囲” と “引き際”
金銭でも、恋愛でも、仕事でも、
良心に恥じない範囲で楽しむ ことが大原則です。
そして、
-
どこで踏みとどまるか
-
どこで終えるか
-
どこで立ち去るか
この 「引き際の美しさ」 が、
その人の運の質を決めます。
古くから言われる
「立つ鳥跡を濁さず」
とは、まさにこのことです。
■ 私たちは全員、“いつか飛び立つ鳥”
どれほど裕福でも、
どれほど忙しくても、
どれほど悩んでいても、
最後は誰もが静かにこの世を離れます。
だからこそ、
慌てないこと。
心配しすぎないこと。
そして何より、
心・言葉・行為を丁寧に扱うこと。
この3つを“知っているだけ”でも、
運命の向きは確実に変わっていきます。