
良心と正義の違い
正義は、
「正しいか・間違っているか」を分けます。
基準は、
・ルール
・常識
・多数の意見
・過去の成功体験
つまり、
外にあるものです。
正義は、
社会を守るために必要です。
秩序を保ち、線を引き、判断を早くします。
でも正義には、
一つの弱さがあります。
人を裁きやすい
そして同時に、
自分をも追い詰めます。
「こうあるべき」
「これは間違っている」
「正しくやらなければならない」
正義が強くなりすぎると、
心は固くなり、
揺れや迷いを一切許さなくなります。
そして、自他ともに裁いていきます。
一方で、良心は違います。
良心は、
「正しいか」ではなく、
「本当に何を大切にしたいのか」を問います。
基準は、
他人でも、世間でもなく、
自分の奥にある静かな感覚です。
良心は、
判断を急ぎません。
白黒をつけなくても、その場に留まります。
そして何より、
誰かを裁かない
良心が働くとき、
人は
「自分も未完成な存在なのだ」
という前提に立っています。
だから、
間違えた人を見ても、
怒りより先に
その人の「事情」や「痛み」に気づきます。
決定的な違い
・正義は 線を引く力
・良心は 線の内側に戻る力
正義は、
「外に向かう力」。
良心は、
「内に帰る力」。
正義は、
人を動かしますが、
良心は、
人を生かし直します。
現場で起きていること
職場でも家庭でも、
多くの衝突は「正義 vs 正義」です。
お互いが正しく、
お互いが譲れない。
お互いが争い自身の正義のマウントを取ろうとします。
そのとき、必要なのは
どちらが正しいかで争うことではなく、
誰が良心に戻れるか
先に戻った人が、
場の空気を調律して変えていきます。
それは負けではなく、
その人の人間的な成熟度なのです。
合掌
※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。
今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう。
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