
和光同塵とアンパンマン 。私たちに出来る事
「和光同塵(わこうどうじん)」とは、
老子 の『道徳経』にある言葉です。
光を和らげ、塵に同じくす。
自分の光をやわらげ、人の中に降りていく在り方です。
その姿を、私たちは
アンパンマン に見ることができます。
アンパンマンは強いヒーローです。
けれど彼は、強さを見せつけません。
お腹をすかせた子どもの前に行き、
自分の顔を分けます。
それは大げさなことではなく、
目の前の一人を大切にする行いです。
では、私たちにできることは何でしょうか。
特別な力はいりません。
たとえば、
・忙しいときでも、相手の話を最後まで聞こうとする
・正しさをぶつける前に、まず相手の気持ちを受けとめる
・家族に「ありがとう」と一言添える
・疲れている人に、そっと席を譲る
これは、自分の光を少しやわらげることです。
「自分が正しい」と言い切る代わりに、
「そう感じたんだね」と受け止める。
「急いでいるから」と通り過ぎる代わりに、
一瞬立ち止まる。
アンパンマンのように顔を差し出すことはできなくても、
時間や言葉や気持ちを、相手に少し分けることはできます。
それが、私たちの日常の“顔を分ける”ということです。
和光同塵とは、
立派になることではありません。
やさしくなることです。
光を強めるよりも、
温かくするということ。
今日一日、
誰か一人に、少しだけ自分の温かさを分けてみてください。
そこに、
アンパンマンのような静かなヒーローが生まれます。
そしてそのとき、
あなたの光は、いちばん美しく輝いているのです。
合掌
※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。
今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう。