「自分の都合を捨てれば運命は自ら開く」
草の葉の握り方を間違えますと、手のひらを切ります。
人生修行の「生き方」を間違いますと、地獄に落ちます。
(原始仏典 ダンマパダ22章-311番)
一般人の仕事の選択でも、
最初から健康問題・交通事故・異性問題などの危険要素が
内在している想定が大切です。
これを舐めていますと、やはり10年後は無職かも知れません。
でも、想定していれば、慎重に行動していけます。
この項の釈尊の深意は、
(1) 物事には、最初の選択や、その方法が大切であること。
(2) 更に重要なことは、自分が始めたことの
「生き方」「途中経過」が最大事であること。
この自分の「生き方」に悪意が有ると、地獄に落ちること。
ナントカ自分で考えて選択した後の、その中での「自分の生き方」
が浄土か地獄かを決めるということです。
つまり明らかに自分の良心に反しない仕事ならば、何でも良いのです。
でも、それを選択した後の、自分の生活態度が運命を分けて行きます。
自分の途中経過・ingである今を大切に生きましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人の道徳心
「人間の機能」
革靴の底に昔はかかとが減らないように
金具を打ちました。
しかし、しばらくすると靴の底は確実に減りました。
しかし、人間の足は生涯、減りません。
特に私らは昭和二十年の秋から勤労動員で、
戦争が終わったのに山の奥で
伐採をやらされました。
靴はすぐ駄目になり皆、
裸足で山道を駆け巡りました。
その結果、足の裏は減るどころか厚くなる。
これが人間です。
だから使わなければ人間の機能は衰えていくのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の諺 「虎視眈眈(こしたんたん)」
【意味】
何かの機会をねらってじっと様子をうかがっていること。
トラが、するどい目つきで
獲物をねらっている様子のこと。
「虎視」はトラが獲物をねらう目。、
「耽耽」はするどい目で
じっと見おろしている様子。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・