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11/23(日)「どんな人にもその人なりの存在意義がある」

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「どんな人にもその人なりの存在意義がある」

静かな環境で暮らす努力をし、

心が平静に安住して静止している

禅定(ぜんじょう)を心掛けること。

常に心の真理に従って生活し、

自分なりの修行生活を行うことが人には大切です。

そして無自覚に輪廻転生

(りんね てんせい:コノ世に何度も生まれ変わること)

をし続ける世間の人々を見て、

これは「悲しくて恐ろしいことだ」

ということを思い知りましょう。

どんな交わり、集団の中に自分が居ましても、

自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。

まるで1本角(ツノ)が立つサイのように一人で歩みなさい。

(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.69)

 

私たちは、生きていると、

同じことで悩んだり、同じことで怒ったり、
同じ失敗を繰り返すことがあります。

「どうして自分は、いつも同じことばかり…」

そう感じることがあるかもしれません。

釈尊は、

人は心が静まったときに初めて、

自分の“繰り返してきたパターン”に

気づくことができると教えられました。

しかし私たちは、忙しさや不安の中で心が乱れ、

その繰り返しに気づかないまま、

また同じことをしてしまいます。

これは、人間の弱さであり、

誰もが抱えている「迷い(煩悩)」です。

だからこそ浄土真宗では、

「それでも救う」と誓われた

仏さまのはたら を大切にします。

私たちの力だけで心を整えたり、

怒らない人間になったりすることは難しい。

けれども、

仏さまのおはたらきによって、

ふと立ち止まり、

「また同じことをしているな・・」

「この怒りの先には何があっただろう・・」

と振り返る瞬間が与えられます。

その“気づき”こそが、仏さまからの呼びかけです。

そしてその小さな気づきが、

大きな間違いをしないための支えとなり、

人生の流れを少しずつ変えていきます。

怒りが湧いたとき、

落ち込んだとき、

心が荒れたときこそ、

どうか一呼吸してみてください。

「なんまんだぶつ、なんまんだぶつ」

この念仏は、

自分を責めるためのことばではありません。

あなたを見守り、あなたと共にいらっしゃる

どんな心でも抱きとめてくださる仏さまへの

“思い出しのことば”です。

今日も、

繰り返しがあっていい。

弱さがあっていい。

そのままの私を抱きとめながら、

静かに導いてくださる仏さまの中を、

ご一緒に歩ませていただきましょう。

 

今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。

皆さんの仕合せを心より念じております。

 

参考文献【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一

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