
「本当の自分」──良心と自分
「本当の自分になりたい」
そう思うほど、人は自分から離れていきます。
なぜなら多くの場合、
その「本当の自分」は
・理想の自分
・評価される自分
・誰よりも正しいはずの自分
を指しているからです。
それは自我です。
守ろうとし、飾ろうとし、計らおうとし、
証明しようとする心です。
一方、良心は違います。
良心は、正しさを主張しません。
優位にも立ちません。
勝とうともしません。
ただ、
「それで、あなたは納得しているの?」
「それでいいの?」
と、静かに問いかけるだけです。
本当の自分とは、
強い自分でも、
立派な自分でもありません。
「そうだよね」
良心に素直にうなずけている自分です。
言い訳が減っているか。
誰かのせいにしていないか。
胸の奥が、静かかどうか。
そこに嘘がなければ、
計らいがなければ、
たとえ不器用でも、
失敗していても、
その人は本当の自分を生きています。
本当の自分は、
作るものではありません。
思い出すものでもありません。
毎日の選択で、
良心を裏切らない在り方のことなのです。
それだけで、
人は自然に本当のシンプルな自分に戻っていきます。
合掌
※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。
今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう。
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