最良の人物とは、
水のような人のことです。
水(=聖人)は、万物に恵みを与えますが、
決して万物と争うことがなく
与える一方なのです。
そして水(聖人)は、
誰もが嫌がる自然に水が集まる
低い場所(社会的に低い地位)に存在します。
そここそが、本当は聖地(道)なのです。
人間は、低い地位に安住するのがよいです。
人間の心は、静かで奥深いほうがよいです。
そして、情け深い行動をよくおこない、
その人の言葉には信用があることが大切です。
政治は平和に治まることがよく、
物事は自然な成り行きに任せるのがよく、
行動は適時におこなうことがよいのです。
このように水のように
争うことをしなければ、
人は非難されることがありません。
老子は、この章では
人間が長く生き残るための
知恵を示唆しています。
これは個人だけではなく、
国家でも同じことです。
老子の生きた時代にも、
戦争や争いが数多くあったのでしょう。
人間は生き残るだけでも
一生懸命だったのです。
老子は、ここで極端なことを言っています。
「与える一方でいなさい。
そして、争ってはいけません。
低い環境でも、自分の善意に
忠実に生きなさい。
そうすれば、必ず生かされます」
このように示唆しています。
しかし、私たち人間は
「そんなことをしていれば、
搾取されるばかりだ」
「そんな我慢の生活は嫌だ」
「そんな弱い態度が、
よけいにダメにするんだ」
などと思うものです。
でも、細く長く生き残るには、
人間にとって大切な心得なのです。
また老子は、ここでも逆説を言っています。
「水のように流れに任せ、
相手にも合わせられる部分を
合わせて生きれば、
その人間は一番強くなり、
最後まで生きることができる」
つまり、水のように他を責めずに、
自分を守っていれば
生き残ると響いてきます。
これは会社でもよくあることです。
他人のことを非難ばかりする社員は、
「時が経てば」必ずいなくなるものです。
自滅していくのです。
黙って善意の仕事をしながら、
防衛に徹していた社員が残っています。
非難する人間は、
より非難する他の人間と
衝突するものなのです。
そして消えていきます。
実際に大国アメリカでさえも、
ベトナム戦争では守る一方の
ベトナムに勝つことができませんでした。
また、戦争で起こったことを
世界中が見ていました。
そして、国家も多くのアメリカ兵も
心身に深い傷を負いました。
やはり老子の視点には、
一理があります。
このように時が経てば、
もうダメだと思いながらも
善意で生きる人間が残り、
すべてが与えられます。
だから老子は、一見は弱く見える
フニャフニャの水が、
実は最強なのだよと
言っているように感じます。
老子の思いには、
「時間の経過」を味方に付けることが、
絶えず意識されていることを
私は感じます。
私たちが怒る場合も、
そのことに関して
「時間が経過したあと」のことを
考えずに怒っています。
時間が経過したあと、
そのことはどうなるのか?
どう変化するのか? を
自分が想像することがもしできれば、
今の自分の怒り方も変わるものなのです。
人生の極意とは、
⑴時間が経過したあとのことも考えて、
自分の生き方を考えること。
⑵自分から他者を責めることを
絶対にしないこと。
⑶自分を守りながら
努力して善意で生きていれば、
それを周囲の人たちが見ていますし、
必ず改善することができること。
このように私は感じます。
みなさまの社会生活の
参考にしていただければ幸いです。
「柔訳 老子の言葉」
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※今日のテーマは「血液」
お客様の声
君津本店
●50代・女性
ジャンバーに点いてたごレがほとんど取れて
「スゴイですね~何が付いたかわからないシ
ミが捨てようと思ってましたが、また着れま
すね。ありがとうございました。」と息子さ
んのジャンバーをお母さんが嬉しそうにお持
ち帰りました。
●40代・女性
「近くのクリーニング屋さんに出したんです
が、落ちなかったのて゛」と袖ケ浦よりご来
店。「実家が君津なので、随分前は来てたん
ですがよろしくお願いします」とのことでした。
伊勢丹新宿メンズ館店
●40代・男性
Tシャツとパンツをご覧になって「わぁ~きれい
になってびっくりしました」と大喜びでした。
●40代・女性
セーターの汚れが取れて風合いが良く仕上がった
てると大喜びでした。
阪急メンズ館店
★本日、エミリオプッチのスカーフのブラウス
を承りました。以前も何度かお持ちいただいて
いて「やはりクリーニングはこちらではないと
・・・」と信頼され、シミ抜きもあわせて承り
ました。