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「上善は水のごとし。水は美しく、万物を利して争わず」2024年1月1日(月)

更新日:

 

美しく発光する精霊は

さらにたずねます。

「確かにその通りです。

それは第十番目の破滅に

向かう人々の特徴です。

では釈尊、どうか第十一番目の

破滅に向かう人々の

特徴も教えてください」

[原始仏典『スッタニパータ』

第一章 第六節―百十一番]

釈尊は答えました。

「もし、ある権力者が、

または民衆が、

異常な贅沢を好む女性を、

または、酒乱の人間を、

または、認知力を失くして

保護が必要な人を、

あえて国家の代表者に

据え付けるならば、

その権力者も、

その国家も滅びます」

[原始仏典『スッタニパータ』

第一章第六節-百十二番」

 

王家にいた釈尊だからこそ、

この言葉には真実味がありそうです。

数々の周辺国の没落の

趨勢(すうせい:流れのこと)の

パターンを目撃したことでしょう。

釈尊が自国を去った後に、

釈迦族の国家も

なくなってしまいました。

 

独裁者の陰には、

それを上回る超贅沢な

女性がいることも、

近代の歴史が物語っています。

クーデターの後に、

独裁者の自宅から

超高価なハイヒールが

二千足も発見されるなどの

ニュースも海外でありました。

 

また、自分の意志がない

操り人形を代表に置き、

あえて陰からの

院政(周囲の人間が実権を握ること)

を敷いて、国家を意のままにする

パターンも歴史に見られます。

このような事態が国家に起これば、

その国は破滅すると

釈尊は示唆しています。

 

これは逆に言えば、

他国を滅ぼしたいと思えば、

このようなパターンの人間を

その国の代表者に置くように

誘導すればよいわけです。

時間をかけて

わからないようにしながら、

他国を滅ぼす兵法と言えます。

これも人類のサガが辿る

パターンだと言えます。

 

では、質素な人間が、

酒を飲まない人が、

心身が健康な人が、

その国の代表になれば、

その国も民衆も繁栄すると言えます。

 

でも、国家の代表が

みすぼらしさを誇るのも、

これも外国の代表者への

エチケットとしては良くないことです。

外交では、相手国をバカにしている、

とも受け取られます。

国家の代表には、

質素でありながら、

常識があり、謙虚で、

誠実で、一生懸命な御方。

このような御方を

代表に置ける国は、

繁栄し、継続すると言えそうです。

 

この項の戒めを

個人でも生活の参考にすれば、

静かな幸福感のある

生活を継続されることでしょう。

コノ世で一番に難しいことは、

成功することや、

繁栄することではなくて、

「継続」することにあります。

家庭生活でも、仕事でも、

継続することに人類の最大の

テーマがありそうです。

地球も継続するように、

人類は生活を考えるべき

時期に来ていると言えそうです。

 

「柔訳 釈尊の教え 第ニ巻」

 

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