トップページ
2014年12月

vol. 4925
「頼まれ事に気軽に応じてあげれば、新たな縁が生まれます」  (2014/12/29 [Mon])
あなたは友人や知人から、「お願いがあるんだけど、
忘年会に出席してもらえないかな」とか、「パーティの
司会を引き受けてもらえないかな」と、頼まれ事をされたら、
なんと答えますか?即座に「YES」と答えますか?
それとも、「NO」と答えますか?あなたの都合にもよりますが、
人から頼まれごとをされたら、これからはなるべく
「YSE」と答えてあげてください。なぜかというと、
頼まれごとに気軽に応じてあげることで、意外な形で
新たな縁が生まれ、運命の人に出会う可能性が高くなるからです。

出版社で編集の仕事に携わっていたMさんなどは、
この好例です。あるときMさんは、友達から引越しの手伝い
を頼まれたことがありました。その引越しの手伝いを終えた
帰り道、Mさんは軽い接触事故に遭ってしまったのです。
幸い、大事に至らず、示談交渉で解決しましたが、
事故の相手の肩書を知ってビックリ。なんと相手は、
有名な風水の研究家だったのです。これが縁で二人は
親密に付き合うようになりました。一年後、Mさんは
その風水師の本を手がけ、三〇万部を超える
ベストセラーを作りだし、その功績が認められ、
副編集長に昇格を果たしたのです。

この話はけっして特殊な例ではありません。たとえば、
「友達の結婚式で絵レクトーンを弾いてくれないかと頼まれ、
会場で演奏したところ、そこで受付をしていた男性に見初められ、
交際が始まり、半年後にはゴールインに至った」
「知人から会社の新入社員の研修を頼まれ、沖縄に行ったところ、
現地の人と親しくなり、定年後はその人の力添えで、
沖縄に民宿をオープンさせることができた」という人もいます。
ですから、あなたも頼まれ事には快く応じてあげる
といいと思うのです。そして、その回数が増えれば増えるほど、
『誘導現象』によって、新たな縁を作り、
運命の人と出会う可能性だっていっそう高まります。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4924
「人からの誘いは、運命の人と出会うためのチャンスです」  (2014/12/28 [Sun])
これまで述べたことは、自らが動くことによって、
人の縁を作るチャンスをつかむという「自力」に
よるものですが、一方で「他力」によってチャンスを
つかめる場合もあります。その最たるものが、第三者、
つまり他人からの誘導によるものです。

その好例として、Sさんの話をしてみたいと思います。
Sさんは、建築設計事務所で二〇年にわたって設計の
仕事をしていました。ところが会社が倒産したため、
失業状態に陥ってしまったのです。「どうしよう。四〇を
過ぎているから、再就職するにしたって大変だ」Sさんが
知人からロックのコンサートに誘われたのは、
ちょうどそのときでした。「失業状態で、コンサアー途に行く
身分じゃないなぁ」という思いがそうさせたのか、
最初のうちは気乗りがしなかったようです。しかし、
気分転換を兼ねて思い切ってコンサートに行ってみたところ、
これが縁を作るきっかけとなりました。コンサート会場で、
偶然にも大学時代に所属していた軽音楽同好会の先輩と
再会し、Sさんが事情を話すと、先輩が知り合いの設計事務所を
紹介してくれたのです。Sさんは運よく再就職を果たすことができました。

そればかりではありません。その先輩はSさんにお見合いの
話まで持ってきてくれたのです。半年後にはめでたく結婚の
運びとなったそうです。再就職できただけではなく、結婚する
ことができたSさん。運勢がどんどん好転していったSさん。
そうです。Sさんにとって、その先輩はまさしく運命の人だったのです。

こうした例は、私が調べた範囲においても、たくさんあります。
ですからあなたも、「友達から旅行に誘われた」
「同僚から合コンに誘われた」というときは、
「新たな縁が生まれる可能性がある」
「運命の人と巡り会えるかもしれない」と考え、
億劫がらずに、できるだけ応じるようにしましょう。
人からの誘いに応じるか否かで、その後の運命が
変わる場合だってあるのですから。ただし、この場合も、
必要以上に運命の人との出会いを意識しないようにしましょう。
「縁が作れてもよし。作れなくてもよし」
「運命の人に出会えてもよし。出会えなくてもよし」と、
あくまで気楽に考えて、自然体で行動することが重要です。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4923
「情報に敏感になれば、運命の人と出会う可能性があります」  (2014/12/27 [Sat])
ソニーを創業した井深大さんと盛田昭夫さんの出会いにまつわる、
こんなエピソードがあります。終戦直後、井深さんは、
ラジオにコンバーターをつけると短波放送が聴けるという、
当時としては画期的な情報を新聞各社に
発表したことがありました。その記事をたまたま目にした
盛田さんは大きな衝撃を受けました。
「こんな人と一緒に仕事がしたい」と強く感じ、井深さんに
手紙でコンタクトを求めたのです。これがきっかけとなって、
二人の付き合いが始まり、後に二人三脚でソニーを世界的な
トップ企業に押し上げたことは、あまりにも有名です。

このように、情報があなたのマインドを刺激し、それがきっかけと
なって行動力が強化され、人の縁が生まれるということがあります。
実際に、次のような話があります。「自然食品店のチラシを見てそ
の店に行ったところ、そこに来ていたお客さんと顔なじみになり、
食事療法を教えてもらった。そのおかげで、アレルギー症状が
おさまった」「雑誌の文通コーナーで知り合った人と意気投合し、
その人から教えてもらった会社へ面接に行ったところ、
好条件で転職できた」あなたも情報に敏感になることを
お勧めします。その場合、普段あまり読まない雑誌や
新聞をめくったり、普段見ないテレビ番組を見ることがポイントになります。

また、ポストに入っているチラシも、ろくに見ないでポイッと
まるめて捨てるようなことはしないで、ひととおり目を通す
ようにしましょう。インターネットをする人であれば、
こまめにいろいろなホームページを検索してみるのも手です。
現に、インターネットのホームページ上で知り合った人
同士が意気投合し、共同で事業を始めたところ、
大成功したという話もあります。いずれにしても、
潜在意識はまったくの偶然としか思えないような形で、
私たちに人の縁、ひいては運命の人との出会いをもたらしてくれるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4922
「ヒラメキは、潜在意識からのメッセージです」  (2014/12/26 [Fri])
あなたh、お風呂に入っているときや電車に揺られているとき、
あるいは友達とおしゃべりしているときに、こんなぐあいに、
フッとひらめきを感じることはありませんか?
「どういうわけか、急に北海道へいきたくなった」
「ご無沙汰している友人に手紙をかきたくなった」
「故郷にいる両親に電話をしたくなった」もしそうなら、
これからはその感覚を大事にした方がいいと思います。
なぜなら、マインドレベルのアップに努め、人の縁を
作ることに意識を集中させると、あなたの望む方向に
潜在意識が作動するようになるからです。

つまり、あなたが「人の縁を作りたい」
「運命の人に出会いたい」と強く願い続けていると、
潜在意識はその願望が実現するように、さまざまな
合図を出して目的にかなった行動を取るように
誘導してくれるのです。その最たるものが、ヒラメキなのです。

あなたもこれからヒラメキがわいてきて、どれが「どうしても」
という強い欲求を伴うなら、「これは、潜在意識が運命の人と
巡り会わせるために出してくれたメッセージである」と考え、
素直に従ってみるいいかもしれません。実際、「ヒラメキに
従って勉強会に出席したら、ある出版社の編集者と知り合い、
その人の力添えで念願の本ができた」「五年ぶりに学生時代の
同級生にコンタクトを求めたところ、彼が知り合いの弁護士を
紹介してくれた。その弁護士のおかげで、長年抱えていた
遺産相続の問題を解決することができた」という人がいます。

ただし、注意点を一つだけ指摘しておくと、必要以上に
運命の人との出会いを意識してはならないということです。
あまり期待しすぎると、よい結果ばかりを求めてしまうため、
不発に終わった時に失望や落胆の念にかられるようになります。
これでは逆効果です。「縁が作れてもよし。作れなくてもよし」
「運命の人に出会えてもよし。出会えなくてもよし」と、
あくまで気楽に考え、自然体で行動することが重要です。
そういう気持ちでいれば、いつか、素晴らしい
出会いを体験できるはずです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4921
「非日常的な体験が、あなたに素晴らしい縁を与えてくれます」  (2014/12/25 [Thu])
数年前、ある大手旅行会社が、都内で働く
1000人の独身男女(各500人)を対象に、
「旅行という言葉から連想する言葉は何か」
という調査を行いました。すると、「運命的な出会い」と
答えた人が男女とも二割を超え、「人とのふれ合い」と
答えた人が男女ともに三割近くいることが判明しました。
つまり、およそ半分の人が、旅行に対して「縁」の
ようなものを期待しているというのです。

ちなみに、これは独身男女に限ったことではありません。
その旅行会社の調査によれば、既婚者も「旅行に行く
一番の目的は?」と問われると、「観光」「グルメ満喫」
よりも「現地の人との交流」と答える人が意外と多いそうです。
実際、「今の家内(夫)とは旅行先で知り合った」
「旅先で知り合ったAさんと意気投合し、今も付き合いが
つづいている」「ビジネスパートナーのBさんとは旅先で
知り合った」「旅先で出会ったCさんのおかげで、
生きがいにつながる趣味が得られた」という話はよく耳にします。

旅に出ると、どうして、人と出会うチャンス、縁を作る
チャンスが増えるのでしょう。それは、旅に出ることによって、
いつも何かに追われているような不安や仕事上の
つまらないこだわり、あるいは人間関係のしがらみと
いったものから解放され、マインドがオープンになることと
関係します。マインドがオープンになれば、それだけ
素直な気持ちになれます。人の話が抵抗なく聞けるようになります。
ありのままの自分をさらけだすことができるようにもなります。
そのため、他人とのコミュニケーションが
円滑に図れるようになるというわけです。

そこで、あなたも非日常的な体験の一環として旅に出て
はいかがでしょう。ただし、温泉につかって宴会で
盛り上がり、お土産の一つも買って帰るといった旅は、
あまりいただけません。また、スケジュールで自分を
縛らないことも大切です。あくまで、人との交流や
ふれ合い第一の目的として考えるのです。そうすれば、
素晴らしい縁があなたを出迎えてくれ、その縁によって、
あなたの人生はよい方向に劇的に変わっていく可能性があるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」

vol. 4920
「新しいことにチャレンジすれば、縁が引き寄せられます」  (2014/12/24 [Wed])
人間は、年を重ねるにつれ、新しいことにチャレンジするのを
敬遠するようになります。なぜでしょう。それは、気力や体力が
だんだんと衰えていくうえ、「こんなことをして失敗したら、
人からバカにされるのではないか」という羞恥心が増大して
いくためです。しかし、これが人の縁作りの障害になることを
忘れてはなりません。そういうことにこだわって、行動半径を
狭めてしまうと、人と出会う機会が少なくなってしまいます。

思い当たるフシのある人は、この作用を逆手にとって、
「これはおもしろそうだ」「興味がある」と思ったことに、
積極的にチャレンジしてみることをお勧めします。
ヨガや気功やエアロビクスといった健康体操、福祉関係の
ボランティアや老人介護といった社会活動、ダイビングや
登山といったスポーツ、ギターやピアノの楽器教室に通うなど、
新しいことにチャレンジすれば、新たな人と知り合う機会が
多くなります。そのぶん、縁が作りやすくなって、運命の人と
出会う頻度も高まっていくのです。

Eさんなど、その好例と言えるかもしれません。
Eさんはもともと、都内にある整骨院で働いていたのですが、
外国のマッサージの良い点を治療に取りいれたいと常々
思っていました。そんなあるとき、旅行先のタイで
タイ式マッサージに出会ったのです。以来、仕事の合間を
ぬってはタイへ出向き、現地のマッサージ師に教えを
請うようになりました。

すると、興味深いことが起こりました。その場に居合わせた
現地在住のお金持ちの日本人が、「あなたは好奇心旺盛で、
実に研究熱心だ」とEさんに感心し、その熱意にほだされたのか、
「資金を出すから、脱サラして、タイ式マッサージの
専門店を出さないか」と提案してきたのです。そうして、
その人の援助や協力によって、Eさんは、タイ式マッサージと、
日本式マッサージを合体させた、今までにないユニークな
マッサージ店をオープンさせることに成功するのです。

この例のように、新しいことにチャレンジすれば個性や
才能を磨くチャンスが開けるだけでなく、新たな出会いに
よって新たな縁を築くことだって可能です。そして、相手が
運命の人なら、あなたの人生は大きく飛躍し、
発展していくことになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4919
「生活に変化があると、縁が生じやすくなります」  (2014/12/23 [Tue])
ところで、「人の縁がうまく作れない」「運命の人となかなか巡り会えない」
という人には一つの共通点があります。それは、どの人も生活パターンに
変化が乏しく、マンネリな生活を送っているということです。
たとえば、毎朝、会社に行くのに同じルートで通勤してはいませんか?
退社後も同じ仲間と同じ場所で食事をしたり、同じ通勤ルートで
帰宅してはいませんか?休みの日も同じ場所で買い物をし、
同じ時間帯にスポーツセンターに行きいつものサウナで汗を流してはいませんか?

もし、そうなら、こんなぐあいに生活パターンを変えてみるのも一つの方法です。
□いつもより早く起きてみる。
□通勤ルートを変えてみる。
□新しいランチの店を開拓する。
□職場などで、いつもは会話しない人とコミュニケーションを取ってみる。
□たまには、いつも読まない雑誌や本に目を通す。
□ショッピングや食事場所のテリトリーを変えてみる。
□休日の過ごし方を変えてみる。
□英会話や茶道などの習い事を始めてみる。

このように、変化のある生活を意識的に心がけていれば、
さまざまな情報が入手できるばかりでなく、人とコンタクトを
取る機会もおのずと増えるようになります。また、転職を試みたり、
引っ越しをしてみてもいいかもしれません。
とても勇気のいることですが思い切って生活環境を変えると、
良縁を妨げていた悪因縁が断ち切れることがあるのです。

その場合、「新しい環境に溶け込めなかったらどうしよう」
「裏目に出たらどうしよう」などとマイナスの方向に考えてはいけません。
「きっと、いい出会いが待っているにちがいない」と、あくまで希望を
持ってプラスに考えることが重要です。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4918
「他者との差別化を図れば、『人の縁』が作りやすくなります」  (2014/12/22 [Mon])
人の縁を作る格好の場所といったら、あなたならどこを連想しますか?
おそらく、パーティ。異業種交流会、勉強会、講演会、
趣味のサークルといった場所を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろん、その通りなのですが、そういう場に出席する際に、
一つだけ注意してもらいたいことがあります。

それは、やみくもに名刺を配ればいいというものではないということです。
実際、そういう場に顔を出して、多くの人と名刺交換をした
にもかかわらず、後になって相手の顔が思い出せなかったり、
どういう人であったか忘れてしまったり……という話を良く耳にします。
あなたの場合はいかがでしょう。似たような経験はありませんか?

そこで提案ですが、これからは少数でも名刺を交換した相手に対して、
あなたならではの独自のアフターフォローを図ってみてはいかがでしょう。
たとえば、あなたが勉強会などでAさんという人と名刺を交換したとします。
そこでAさんから耳寄りの情報を聞けたら、二、三日のうちに、
数行でもいいからお礼の手紙かハガキを書くようにするのです。
その際、パソコンを使うのではなて、手書きにすることが重要な
ポイントになります。なぜかというと、手書きの手紙のほうが、
相手はあなたの真心を感じるからです。あなたの感謝の気持ちが
ひしひしと伝わるため、それだけで相手は感動し、
あなたという人間に好感を抱くようになるのです。

また、相手が何かの情報を得たがっているとしたら、
それこそ好都合というものです。自分のできる範囲で
かまいませんので、積極的にリサーチし、相手に提供して
あげるようにしましょう。相手の要望に応えてあげるというのは、
相手の存在を認めることにつながります。相手は、
「あの人は私のことを気にとめてくれているのだ」という
印象を抱き、これまたあなたに好感を寄せるようになるのです。

さあ、あなたも初対面の相手に対して、あなたなりの
アフターフォローを図ってみてください。それが確固たる
縁作りにつながっていくことをいつか実感するはずです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4917
「『人の縁』を作るには、すぐに動く習慣をつけましょう」  (2014/12/21 [Sun])
ここであなたに簡単なテストを行ってみたいと思います。
以下の項目に該当するものがあればチェックをつけてください。

□休日は何もしないでゴロゴロしていることが多い。
□留守番電話が入っていても、すぐに相手に連絡しない。
□家にいるのが大好き。
□旅行が嫌いである。
□友達に誘われても行動しない。
□手紙を書くのが億劫で、年賀状もキチンと出さないときがある。
□運動嫌いである。

なぜこんなテストを行ったかといえば、人の縁を作り、
運命の人と出会うためには、日頃から行動力を高めておく
必要があるということを強調したかったからです。

行動力を高めるためには、まず出不精な性格を直して
おかなくてはなりません。特に、テスト項目のうち、
四つ以上該当する人は注意が必要です。
「行動力がだいぶ鈍っている」と考え、腰を軽くし、
すぐに動く習慣を身につけておくことをお勧めします。
留守番電話が入っていたら折り返しすぐに相手に連絡したり、
家にいるのが好きなら外に出るクセをつけるようにしてください。

そして、これがある程度クリアできるようになったら、今度は、
「自分から率先して、相手に電話をしてみる」
「パーティや勉強会など、人がたくさん集まる場所へ
顔を出すようにする」「カルチャースクールなどに通う」
「誰かにお世話になったら、その日のうちにお礼の手紙を書く」
といったように、行動を起こすようにしましょう。そうすれば、
否が応でも、人と接触したり、会話をせざるを得なくなります。
そのぶん、人の縁を作り、運命の人に遭遇する確率だって
グンと高まるようになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4916
「出会いの法則を活用すれば、運命の人とより早く出会えます」  (2014/12/20 [Sat])
自分の精神レベルに見合った人しか現れません。
その人たちの力添えによって、成功をおさめたり、
願望をかなえたりするのです。
従って、運を良くするためには、あなた自身の
マインドレベルを高める必要があります。

そのために心がけるべきことをこれまで述べてきたわけですが、
実際に縁を作り、運命の人と出会うためには、あなたのほうから
積極的に行動を起こす必要があります。いくらマインドレベルの
強化に努めても、「棚からボタ餅」を期待していては、
なかなか状況が好転しないからです。マインドレベルの強化には、
次の二つの法則を意識的に活用することが、重要です。

一つは、自らを出会いが起こりやすい状態に持っていくということです。
日頃から、積極的に行動数館を身につけておきましょう。
そうすれば、いつでも他人とコンタクトを取りやすい状態に
自分を誘導できるため、人の縁を作る頻度、すなわち運命の
人と出会う可能性もそれだけ高まるのです。

もう一つは、『シンクロニシティ現象』に敏感になるということです。
運命の人とあなたは潜在意識の奥で、電話回線のようなもので
しっかりとつながっているため、マインドレベルが高まると、
その回線がオフから恩へと切り替わる仕組みになっています。
その切り替わりの合図として、『シンクロにティ現象』が起きるようになり、
その結果、めでたく、この現実の政界で運命の人と出会うことができるのです・

この『シンクロニシティ現象』に敏感になるためには、
相手を単なる人脈のレベルとして見なすのではなく、
魂のレベルでつながっている、運命的に出会うべくして
出会う相手であるという自覚を持つことです。
自らを出会いが起こりやすい状態に持っていく具体的な方法と、
『シンクロニシティ現象』を活用する具体的な方法について述べて
いきたいと思います。まずは、前者の自ら出会いが起こりやすい
状態に持っていく具体的な方法から解説していきましょう。

「運と人を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4915
「ハッピーエンドを信じると、運命の人は土壇場で現れます」  (2014/12/19 [Fri])
Mさんという作家が駆け出しだったころの話をしましょう。
Mさんはあるとき、戦国武将をテーマにした小説を
出版社に売り込んだことがありました。

数ヵ月後、念願かなってその本は出版の日の目を見たのですが、
程なくして、その出版社が倒産してしまい、
印税をもらうことができませんでした。
しかし、人生はどこでどうなるかわかりません。

数年後、ドイツへ旅行に行ったとき、同じツアー客の
男性と親しくなったMさんが本のことをその男性に話したところ、
なんと男性がこういってきたのです。「帰国したら、
その本を読ませてもらえませんか?
ウチから出せるかどうか検討してみましょう」なんと、
その男性は、ある出版社の社長だったのです。

帰国してから早速、本を渡すと、その出版社の社長は
「これは実に面白い」と言って感動し、
リニューアルして出版されることになりました。
その結果、二〇万部を超えるベストセラーとなったのです。

なぜ、こんな話をしたかというと、運命の人は土壇場に
なって現れる場合がしばしばある、ということを強調したかったからです。
「偉大な成功というものは、人々が敗北のカブトを脱いだ時点を、
ほんの少しだけ過ぎた時にやってくる」

これは、成功哲学でおなじみのナポレオン・ヒルの言葉です。
願望達成のチャンス、すなわちそれを担ってくれる
運命の人というのは、困難やピンチの直後、物事が行き詰まって、
にっちもさっちもいかなくなったときに現れるものなのです。

ですから、願望実現に向かって進む過程で、
思い通りに事が進まなかったり、幾多の困難に見舞われたとしても、
そこでくじけたり絶望してはなりません。
どんなときでも、「夜明け前が一番暗い。
いつか状況は必ず好転する」と考え、
運命の人が現れるのをあくまで期待しようではありませんか。
ハッピーエンドを期待しようではありませんか。
そうすれば、「やっぱり、この世には運命の人がいるのだ」
ということを、あなたは心の底から痛感するはずです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4914
「願望の芽が出なくても、焦って土を掘り返してはいけません」  (2014/12/18 [Thu])
「願望の芽が出なくても、焦って土を掘り返してはいけません」
願望を心の中で強くイメージし、積極的に行動すれば、
磁石が鉄片を引き寄せることができます。
ただし、ここで一つ注意しなければならないことがあります。
それは「なかなか願望が叶わない」
「いっこうに運命の人が現れない」
と言って焦ってはならないということです。
焦ると、マインドがネガティブな方向に傾いてしまいます。
すると、ますます焦ります。

ますます焦ると、余計、ネガティブになります。
この状態を野放しにしておくと、
悪い方へと悪い方へと意識が向いてしまします。
しまいには、「私には無理だ。もう、あきらめよう」と、
願望を放棄してしまう恐れもあるのです。

これを花にたとえると、わかりやすいかもしれません。
あなたがヒマワリの種をまき、肥料や水を与えても、
なかなか芽が出ないとします。そのとき、焦って、
様子を見ようと土を掘り返したらどうなるでしょう。
せっかく、キレイなヒマワリを裂かせてくれるはずの種も、
一瞬にしてダメになってしまいます。つまり、肥料や水を与える
という行為が無駄になってしまうわけです。

そういう時は自然の流れに身を任せ、
エネルギーを充電しておくことが重要なのです。
そうです。「今は願望達成に向けての下準備をしておく
いい機会だ」と考え、そのことだけに意識を
集中するように努めるのです。

「脱サラして独立を望むなら、今のうちに専門知識を吸収しておく」
「国際弁護士になることを願っているなら、
今のうちに英語力を強化しておく」
「行列のできるパン屋を開業したいなら、
今のうちにおいしいパン作りの研究をしておく」

このように、願望達成に向けての下準備をしておけば、
イザというとき必ず役に立ちます。そして、
その下準備が呼び水をなって、人の縁、
すなわち運命の人を引き寄せてくれる場合だってあるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

「願望実現のチャンスは、意外な時に意外な形で訪れます。  (2014/12/17 [Wed])
これまで述べてきたことを心がけていれば、いつか必ず、
願望達成のチャンスが訪れるわけですが、問題は、
それにどう気づくかです。


というのも、チャンスに敏感でないと、
それはあなたのもとを平気で通り過ぎていってしまうからです
しかも、チャンスというものは、一目でわかるようなシグナルを
発してはくれません。


また、いつやってくるかもわかりません。
なかなかやってこないこともあれば、急にやってくることもあります。
つまり油断できないのです。


ですから、たえず人の縁を意識することが重要になってきます。
何度も言うように、願望達成のチャンスというものは、
その形がどうであれ、人によってもたらされることが
圧倒的に多いからです。


そこで、詳細は後述しますが、
以下の事柄に敏感になってもらいたいのです。
そうすれば、願望達成のチャンスを必ず
つかまえることができるはずです。


□信頼できる人からの誘いには素直に応じる。
□頼まれごとには気軽に応じてあげる。
□生活パターンに変化をつける。
□新しいことにチャレンジしてみる。
□思い切って生活環境を変えてみる。
□インスピレーションに従って行動してみる。
□非日常的な体験をしてみる。
□情報に敏感になる。
□ツイているときは、積極的に行動する。
□『シンクロにティ現象』を意識する。


繰り返しますが、願望達成のチャンスは、いつ、
どういう形でやってくるかわかりません。しかし、
人によってもたらされることだけは確かです。
そのためにも、日頃から、人の出会いや縁を
大切にするクセをつけておきましょう。


「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4912
「複数の縁を作るために、願望はできるだけ公表しましょう」  (2014/12/16 [Tue])
前項で、願望を強く思いながら、努力を毎日コツコツと
積み重ねていくことが重要になってくると述べました。
そのとき願望を他人に公言すると、なおベターだと思います。
あなたの「デザイン会社の仕事に就きたい」という
願望を聞いた人が、「これだったら、知り合いの
デザイン会社の社長を紹介しましょう」と言ってくれるかもしれません。
このように、他人が縁を取り持ってくれる場合が、
人生にはしばしばあるのです。

その好例として、A子さんの体験談を紹介しましょう。
経営コンサルタントの仕事をしているAさんは、
以前から操業をテーマにした本を出版したいと願っていました。
そして、「あの人は出版関係の人脈が豊富だから、
相談に乗ってくれるかもしれない」と考え、
ある勉強会で親しくなったBさんに面会を求めました。
するとBさんは、ある出版社のCさんという編集者を紹介してくれました。

一カ月ほど経って、CさんはAさんにこういってきました。
「内容が斬新で、とてもおもしろいのですが、
残念なことに企画会議でボツになりました。
その代り、私が親しくしているDさんという編集者を紹介しましょう。
あそこの出版社なら企画が通るかもしれません」今後は、
Cさんの紹介でDさんに持ち込んだところ、案の定
、ゴーサインがでて、ついに念願の本を出版することができたのです。
ここで注目すべきは、Aさんが念願の本を出版するまでに、
複数の縁が介在しているということです。一人はBさん、
一人はCさん、そしてもう一人はDさん。つまり、縁が縁を呼んで、
Aさんの願望は実現に至ったというわけです。

こうした複数の縁を作るためにも、橋梁してくれる人にはできるだけ
願望を公言するといいと思います。願望を公言すれば、
それに協力してくれる人が現れます。磁石のように、
応援や協力してくれる人が引き寄せられるでしょう。
その人たちの力添えによって、あなたの願望が予想よりも
案外早くかなう場合だってあるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4911
「『継続こそ縁なり』ということを忘れてはなりません」  (2014/12/15 [Mon])
願望を掲げ、イメージコンタクトを繰り返すことの次に重要なのが、
願望実現に向けての行動です。フランスのことわざで
「卵を割らなければオムレツは作れない」とあるように、
行動を起こさなければ人の縁を作ることができないため、
一切の成果が期待できません。いい換えると、
願望を実現するためには行動するという努力が大切だということです。

「願望実現に英会話が不可欠だとしたら、英会話教室に通う」
「国家資格を必要とするなら、試験勉強に励む」
「ITの専門知識が求められるなら、その種の本を毎日読む」
こうした努力をしてこそ、初めて想念の力も効果を発揮してくれるのです。
なお、その際、注意してほしいのは、努力を「継続」するということです。
最初のうちは思い通りに行かなくても、毎日コツコツと続けていけば、
いつか必ず身を結び、大きな成果につながっていくはずです。

著者として無名だったころの私がそうでした。
駆け出しのころ、恋愛の成功法則をテーマにした
原稿をコツコツと書き続けていました。毎日、
四百字詰め原稿用紙のマス目埋めていくように努めたのです。
最初は、「いつか機会があれば、出版できればいい」
くらいの軽い気持ちでいたのですが、
人生はどこでどうなるか分からないものです。

あるとき、その原稿のことをある出版社の編集者に話したところ、
「その内容おもしろい。ぜひ、ウチで出しましょう」ということになり、
出版されるやいなや大ヒットしたのです。これには、
私もびっくりしました。そして、その本のヒットがきっかけとなって、
私は著者して活動するようになったのです。今思えば、
その編集者を紹介してくれた人と、「その内容はおもしろい。
ぜひ、ウチで出しましょう」と言ってくれた編集者は、
私にとってまさしく運命の人であったのでした。

これでよくおわかりですね?願望を強く思いながら、
努力を毎日コツコツと積み重ねていくことが重要なのです。
状況に変化の兆しが見えなくとも、とにかくやり続けることです。
そうすれば、いつか、意外な縁を作ることができ、
その中から願望実現のチャンスを担ってくれる運命の人が、
必ず現れてくれるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4910
「願望への強い想念が、運命の人を引き寄せてくれます」  (2014/12/14 [Sun])
願望を掲げたら、次に肝に銘じなければならないいのは、
そのことを強く思い続けるということです。
前述しましたが、前述しましたが、潜在意識には、
心の中で考えていることを、すべて無差別に実現してしまう
働きがあるからです。願望を掲げたら、その願望を潜在意識に
インプットすることが重要になってきます。

しかし、「一流の建築家になって、世界をまたにかけて、
活躍したいなぁ」「作家になって、ベストセラーを生み出したいなぁ」
「弁護士になれればいいなぁ」と漠然と思っているだけでは、
効果はあまりきたいできません。それだと、
いまいち本気になれませんし、想念の力も弱いからです。
想念の力を強めるためには、「必ず一流の建築家になって、
世界をまたにかけて活躍してみせる」
「絶対にベストセラーを生み出して、作家として成功をおさめる」
「何が何でも弁護士になってみせる」というように、
強く、本気で思うことが大切です。

だからといって、四六時中、力みながら願望を念じなさい、
といいているわけではありません。願望を念じる時間は、
一日一回でもかまいません。夜、眠りに入る前に
イメージングを行えばいいのです。「一流の建築家として活躍し、
マスコミからインタビューを受けているシーン」
「出版した本が代好評で、サイン会をしているシーン」
「弁護士の資格を取って、依頼人にアドバイスをしているシーン」
というような場面を、楽しみながら、
なかつリアルに具体的にイメージするのです。

あなたにとって、その願望が本物であればあるほど、
真剣になれるはずです。
熱意が体中からみなぎるのを感じるはずです。
その熱意が潜在意識を経由して、縁、
すなわち願望実現のチャンスを提供してくれる
運命の人を引き寄せてくれるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4909
「願望を掲げるときは、動機や目的を明確にしましょう」  (2014/12/13 [Sat])
願望を掲げるうえで、もう一つ認識していただきたいことがあります。
それは、「なぜ、そうなりたいのか」という動機づけを、
できるだけ明確にするということです。そうでないと、
仮に願望が叶ったとしても、人の縁を作ったり、
運命の人と出会うことができなくなります。

次に紹介するA子さんなどは、その典型といえるかもしれません。
A子さんは、「友達がみんなイギリスに行っているから、
自分もイギリスに行ってみたい。
それに旅先で素敵な男性と出会えるかもしれない」
という安易な動機で、「イギリスへ旅行に行く」という
願望を打ち立てました。ところが念願かなって
イギリスへ行っても、とちっとも楽しくありませんでした。
なぜなら、イギリスに興味もなければ、
食べ物も合わなかったからです。
しかも、素敵な男性と知り合うこともできませんでした。
最後には、「こんな思いをするなら、行かなければよかった」
と後悔の念にかられるようになったというのです。

これとは対照的なのが、造園デザインの仕事をしているB子さんです。
彼女もA子さん同様、「イギリスに旅行に行く」という
願望を打ち立てたのですが、その動機が違いました。
B子さんには、「いつか、イギリス庭園のような空間を作ってみたい。
その参考に本場のイギリス庭園を鑑賞したい」という
崇高な理念や目的があったため、
それが運命の人を招きよせたのです。

それはこういうことです。B子さんは旅行中、同じツアーに参加した、
ある年配男性と親しくなりました。そして帰国後、その人の紹介で、
彼女が望む仕事をやらせてくれる造園会社に
転職を果たすことができたのです。
これなどは、崇高な理念や目的が、
運命の人を招きよせた好例といっていいでしょう。

願望を打ち立てる際、「そうなれば幸せになれるかもしれない」とか、
「他の人がこうだから、自分もこうしてみたい」と
易に考えてはいけません。「自分はどういう理由や目的で、
その願望が叶うことを望んでいるのか」を、
真剣に吟味することが重要です。それがあるかないかで、
人の縁を作り、運命の人に出会う頻度も大きく違ってくるのです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4908
「本気になれる願望を掲げないと、縁が生まれません」  (2014/12/12 [Fri])
夢や願望を掲げれば、素晴らしい縁ができ、
運命の人と出会うことができるといいました。
ただその際、注意しなければいけないこともあります。
それは、情熱と信念が注ぎ込める願望を打ち立てなければ、
意味がないということです。

たとえばあなたが、脱サラをして自分のお店を持ちたいと、
願っていたとします。このとき、あなたなら、まず、
どういったことを考えるでしょう?おそらく、
「いかにして、開業資金を捻出するか」
「どこにお店をかまえるかということを検討するのではないでしょうか。
開業資金が足りない場合は、融資を受ける方法だって
考えるはずです。その根底には、「何が何でも脱サラして、
自分のお店を持ちたい」という情熱と、「必ず脱サラして、
自分のお店をかまえてみせる」という信念があるのです。
その情熱と信念が、応援や協力をしてくれる人を引きつけ、
願望を叶いやすくなるというわけです。

しかし、同じように脱サラして独立を目指す場合でも、
「マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツのような
成功者になりたい」と思っている人は、
ちょっと考える必要があると思います。
いまいち真剣さが伴わないことも考えられるからです。
なぜなら、「やっぱり、無理かもしれない」
「不可能かもしれない」というダメ意識が根底にあると、
情熱や信念だって伴わなくなります。逆境やピンチに
遭遇したなら、すぐにリタイヤすることを考えるようになります。
そのため、応援や協力してくれる人も現れにくく、
夢や願望が絵に描いた餅で終わってしまうことになるのです。

もちろん本気で思っているならそれはよいことです。
でもそうでないなら、あなたも、本気になれる願望を掲げることです。
そして、その願望に情熱と信念が注ぎ込めるかどうかを
吟味してみましょう。逆境やピンチに遭遇しても、
乗り越えていけるかどうかを、是非検討してみてください。
そうでないと、「運命の図」が新たに作成されることもなく、
人も縁も生まれないまま終わってしまうことになるのです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4907
「願望は、縁を引き寄せる磁石のようなものです」  (2014/12/11 [Thu])
夢や願望を掲げれば、自然とそれに向けて行動を起こすようになるため、
新たな人と出会う頻度も増え、それに伴い、
運命の人が必ず現れるようになると述べました。
その理由をもう少し詳しく解説しましょう。

第一に、願望を持つと、行動力がアップするようになります。
つまり、「この願望をかなえるためにはこうしよう」
「ああしよう」という積極的な考えが頭をよぎり、
それに基づいて行動します。すると、おのずと
行動半径が広くなるために、新たな人との出会いが
期待でき、そのぶん、縁も作りやすくなるのです。

第二に、願望を持つと、日々の行動がイキイキしてくるため、
人から好かれやすくなります。わかりやすい例えを出して言うと、
「明日から連休をとって旅行に行く」というとき、誰だって
機嫌が良くなり、上司から用事を言いつけられても、
二つ返事で「はい」と返答できるものなのです。
このような時は、顔の表情から、言葉づかい、しぐさ、
態度に至るまで、すべてがイキイキとし、明るく朗らかに
振る舞えるため、人から好感をもたれやすくなります。
つまり、願望を持つと、同様の変化が起こり、
人から好かれやすくなり、それがきっかけで人との
縁が深まっていく可能性があるのです。

第三に、潜在意識の働きを挙げることができます。
願望が潜在意識にインプットされると、願望をかなえるべく、
潜在意識はいろいろな合図を出し、誘導してくれるようになります。
その最たるものが、第三者による誘導措置、すなわち、
願望達成のチャンスを提供してくれる運命の人との出会いなのです。

実際、あるときヒラメキがわいてきて、それに従って行動したら、
「事業資金を提供してくれる人と出会え、その人のお蔭で
念願の脱サラに成功した」「ある人と出会い、その人の
紹介で今の会社に再就職したら、とんとん拍子に出世した」
という人たちがいます。とにもかくにも夢や願望を掲げることです。
これさえ肝に銘じれば、あなたは必ず素晴らしい縁を作り、
運命の人と出会うことができるようになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4906
「平凡で怠惰な生活からは、縁は生まれません」  (2014/12/10 [Wed])
ここで、あなたに簡単なテストを受けてもらいましょう。
以下の項目に該当するものがあれば、チェックをつけてください。

□休日は家でダラダラとすることが多い。
□仕事は給料を稼ぐための手段と割り切っている。
□出不精なほうだ(外出するのが億劫なほうである)。
□アフターファイブは気の合う仲間とお酒飲んだり、マージャンをすることが多い。
□本はあまり読まないほうだ。
□毎日つつがなく暮らせればそれでいい。
□リスクを冒してまで脱サラする人の気がしれない。
□決まりきった人としか会わない。

さて、今、挙げた八つの項目の中で、
半分以上該当する人は注意が必要です。
「人の縁をなかなか作ることができない。
従って、運命の人を出会う可能性も低い」といっていいでしょう。
該当する項目が多いということは、それだけ平凡な
生活を送っている証拠だからです。そういう生活スタイルでいると、
新しい「運命の図」が作成できなくなりなす。
新しい「運目の図」が作成できなくなると、
生活パターンや行動にも変化が起きないため、
決まりきった人としか顔を合わせなくなります。
つまり、新たな人と出会う頻度も少なくなり、
それに比例して、縁も作りにくくなるのです。

では、平凡な生活スタイルから抜け出すためには
どうすればいいかというと、夢や願望を抱くようにすればいいのです。
「将来、カナダで暮らしたい」「いつか独立して
自分のお店を持ちたい」という夢や願望を掲げれば、
自然と「運命の図」が作成できるようになり、
それに向けて行動を起こすようになるのです。
そうなれば、新たな人と出会う頻度も増え、それに伴い、
あなたの願望実現のチャンスを提供してくれる運命の人が
必ず現れます。夢や願望は、縁を作り、運命の人と
出会うための大きな原動力になるといっても過言ではないのです。

「運と人を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4905
「仕事に使命感を組み入れれば、驚くほど縁を作れます」  (2014/12/09 [Tue])
「仕事に使命感を組み入れれば、驚くほど縁を作れます」

私は人からこう言われることがあります。
「植西さんは、たくさんの本を出版されていますが、
一冊の本を書くのは、ものすごく大変ではないですか?」
なるほど、いわれてみれば確かにそのとおりで、
一冊の本を書くのにかなりのエネルギーを費やすのは事実です。
プロットの整理がつかなくなったり、執筆に行き詰まると、
それだけで疲労が蓄積してしまいます。

にもかかわらず、私がここまでつづけてこられたのは、
「人々に夢と生きる希望を与えたい。運を良くしてもらいたい」
という使命感のようなものがあるからです。
ですから、何冊も本を出してこられた。
また、その見返りとして、神様が食べるに困らないだけの
収入を与えてくれ、たくさんの人と縁を作ることができた。
そんな気がしてならないのです。

これまで、人に尽くすための方法をいろいろな角度から
述べてきたわけですが、これからは自分の仕事に、
次のような理念をとり入れてみるといいかもしれません。
「弁護士の仕事を通して、トラブルに巻き込まれて
苦しんでいる人を一人でも多く助けたい」
「介護福祉士の仕事を通して、寝たきりの老人に
生きる希望を与えたい」世のため、人のために
貢献するというポリシーがあると、その良心が徳を
積むことにつながるため、より良い反応を
いち早く起こすことができるのです。

つまり、「弁護士として開業するなら、私が応援、
協力しましょう」「介護福祉関係の仕事を希望するなら、
私が勤務先を斡旋しましょう」といってくれる運命の人が
現れやすくなり、願望に実現や成功が加速されるように
なるのです。使命感を持って仕事に取り組んでいれば
「世のため、人のために、自分は貢献している」
「なすべきときになすべきことをしている」という充実感と
満足感にいつも浸れるようになります。つまり、
そういう人は恒久的に幸福感を味わえるため、
生きがいを満喫する日々が送れるようになるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4904
「ボランティアメニューを実践すれば、運命の人が現れます」  (2014/12/08 [Mon])
これまで、「人を助けたり、人に尽くしたりすれば、
徳を積むことになるため、人の縁ができやすくなる」
という視点で、その具体的な方法について述べてきました。

ここでは、それをさらに一歩推し進め、「今日はこれを行う」
「明日はあれを行う」といったぐあいに、毎日の日課にする
ことを提案したいと思います。もう少し詳しくいうと、
こんな感じに日替わりのボランティアメニューを考案し、実践してみるのです。

月曜日→気づいた範囲で道に落ちているゴミを拾う。
火曜日→会社のトイレ掃除を率先して行う。
水曜日→退社後、家に帰り、家事を手伝う。
木曜日→休み。
金曜日→友人の悩みを聞いてあげる。
土曜日→朝、早く起きて、自宅の前の道路を掃除する。
日曜日→読み終えた本を不要な本を図書館に寄付する。

これは一つの例ですが、できる範囲であなたなりの
メニューを作ってみてはいかがでしょう。

もちろん、初めのうちは億劫かもしれません。
さぼりたくなることだってあるかもしれません。
しかし、日課として、とにかく毎日つづけてみるのです。
三ヵ月、四ヵ月、半年と、習慣になるまで続けるようにするのです。
そうすれば、それが苦ではなくなり、考え方も同化するようになります。
人に尽くすことに心から喜びや生きがいを感じるようになります。
そうなればしめたものです。たくさんの徳を積むことで、
あなたが必要以上に意識しなくとも、人の縁がどんどん深まり、
運命の人のほうがあなたに歩みよってくるのです。

すなわち、応援や協力してくれる人が現れ、
その人の力添えによって、願望をかなえたり、
飛躍や発展のチャンスをモノにできるかもしれません。
あなたの人生は自分の思い描いた通りに展開していくようになるのです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4903
「人が嫌がることをやりつづければ、『人の縁』を引き寄せます」  (2014/12/07 [Sun])
あなたにとって、毎日の生活の中で、「これをするのはイヤだなぁ」
「できればこれだけはしたくない」と思うものは何でしょう?
「トイレの掃除」「食事の後片付け」灰皿の後始末」等々、
いろいろ挙げられると思います。けれども、ここは覚悟を決め、
何か一つだけでもいいから、人の嫌がることをやり続けて
みてはいかがでしょうか。そうすれば、徳を積むと同時に、
周囲の人からの感謝されるため、その分、人の縁を引き寄せやすくなるのです。

広告代理店で働いていたOLのY子さんなどは、
その好例と言えるかもしれません。Y子さんは学生時代から
デザイナーを志していたのですが、運悪く、就職活動に
失敗してしまいました。どうにか小さな広告代理店に入社したものの、
総務部に配属され、やりたくない経理の仕事をすることになったのです。
こういうとき、たいていの人は失望と落胆の念にかられてもおかしくはありません。

しかし、Y子さんは違いました。経理の仕事を黙々とこなす傍ら、
毎日、誰よりも早く出社し、トイレの便器をピカピカになるまで
磨くことを日課にしたのです。すると、興味深い現象が起こりました。
そのことが、ある求人雑誌に取り上げられたのです。そして、
それを読んだあるデザイン会社の社長が感激し、
彼女にヘッドハントの話を持ちかけてきたのです。

こうして、Yさんは念願のデザイナーになることができたわけです。
繰り返しいいますが、人の嫌がることや人が面倒くさがることを
黙々と行えば、徳を積むだけでなく、周囲の人からも
感謝されるようになります。すると、「あの人は感じがいい」
「あの人のために役に立つことがしたい」
「ああいう人と一緒に仕事がしたい」と思われるようになり、
大勢に人たちが磁石で吸いつけられるかのように、
その人のもとに集まるのです。つまり、この段階で、
縁が生まれ、その縁が願望実現や成功のチャンスを
提供してくれる運命の人まで呼び込んでくれるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4902
「『時』は縁を生み出し、さらなる縁を呼びます」  (2014/12/06 [Sat])
ここで、Yさんの体験を紹介しましょう。以前、Yさんは友人から、
年末の忘年会に出席してほしいと頼まれたことがありました。
当時、その友人の興した会社が10周年を迎え、
そのお祝いも兼ねて、Yさんに乾杯の音頭をとってほしいというのです。
とてもおめでたく光栄なことだったのですが、正直言って、
Yさん少々戸惑ってしまいました。というのも、その日はあいにく
別な用事が入っていたからです。しかし、友人のたっての
願いを無下に断るわけにもいきません。Yさんはできるだけ
早く用事をすませ、忘年会に駆けつけ、乾杯の音頭をとったのです。
それを友人はとても喜んでくれ、Yさんに何度もお礼の言葉を述べたのでした。

さて、なぜ、こんな話をしたかというと、他人のために
貴重な時間を割いてあげることも、人に尽くすことにつながると、
いいたかったからです。実際、成功者と呼ばれる人、すなわち、
人の縁によって、飛躍や発展のチャンスをモノにした人を
観察すると、皆さん、どんな忙しいときでも、他人のために
時間を割いています。そうすることによって、人から感謝される
と同時に、徳を積むことになると無意識に察知しているのです。

そこで、あなたも、他人のために時間を割いてあげてはいかがでしょう。
「同僚のショッピングにつきあってあげる」「悩むごとを抱えている後輩の
相談に乗ってあげる」「知人からパーティーや会合に誘われたら、
出席してあげる」「友人がピアノの発表会で演奏するときは、
聴きに行ってあげる」このように、他人のためにちょっとした自分の
時間を捧げるだけでいいのです。そうすれば、時は縁を生み出し、
その縁がさらなる縁を呼んで、運命の人と出会う確率だってグンと
アップするようになります。すなわち、「時は金なり」ではなく、
「時は縁」となって、あなたの還元されるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4901
「『生き金』を投資すれば、縁が分配されます」  (2014/12/05 [Fri])
あなたは、貢献という言葉から何を連想するでしょう?
貢献といえば寄付、寄付といえばお金を連想する人
が多いのではないでしょうか。実際、その通りで、
アメリカの実業家、アンドリュー・カーネギーや
ジョン・ロックフェラーといった偉大な成功者たちは、
社会にかなりの富を分配したことを知られています。

カーネギーを例にとれば、全財産の大半を図書館や
障害者などへの献金にあてたほか、
大学やコンサートホールの設立にも力を注ぎ、後世、
「世界でもっともお金を稼ぎ、社会のためにもっとも
お金を費やした男」という異名をとるまでに至りました。

最近の例でいえば、ソフトウェア世界最大大手・マイクロソフトの
ビル・ゲイツ会長が、結核撲滅のための研究支援資金として、
九億ドル(約1050億円)を関連団体に寄付したことも
話題になりました。しかし、富を社会に分配し還元することが、
人に尽くす最善の方法であると理屈では分かっていても、
一般の人たちに同じことをやれといっても無理があります。

ただし、他人の幸福や成功のために、少額の「生き金」を
投資してあげることぐらいは可能なはずです。
「身近に、本を出版した人がいたら、書店で購入してあげる」
「自主制作でCDを出した友人がいたら、一枚購入してあげる」
「演劇をやっている知人がいたら、チケットを購入し、
公演に行ってあげる」「知り合いに、コンビニを始めた人がいたら、
そのお店で商品を購入してあげる」このように、数千円、イヤ、
数百円でもかまいません。他人のためにお金を投資すれば人
から感謝され、それは徳を積んだことになります。
そうすれば、いつか必ず、恩恵として自分に跳ね返ってくるのです。

すなわち、意外な時に、意外な形で、人の縁が生まれるのです。
それがきっかけとなって、願望実現や、成功のチャンスが生まれたり、
人生にツキをもたらしてくれる運命の人と遭遇することが可能になるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4900
「ちょっとしたサービスが、縁作りの栄養分となってくれます」  (2014/12/04 [Thu])
もう一つ、実例を紹介しましょう。Aさんは、数年前から知人の紹介で、
ある床屋に通うようになりました。それも、自宅から、
わざわざ30分も電車に乗っていくというのです。なぜでしょう。
Aさんにいわせると「あそこへ行くと得した気分になるからだ」
というのです。その床屋は散髪のほかに、10分、
ときには20分近くも、肩や首をていねいに
マッサージしてくれるそうなのです。

あるとき、Aさんはその床屋の理髪師から、
「結婚したいのですが、誰かいい人いませんかね」
という話を持ちかけられました。「この人のために一肌ぬごう」と
考えたAさんが、知り合いの女性を紹介したところ
、めでたく婚約の運びになったそうです。

これなどは、縁が縁を呼んで運命の人と出会えた恒例と
いっていいでしょう。では、その理髪師は、なぜ縁をきっかけに
フィアンセと出会うことができたのでしょう。それはやはり、
人に尽くすことを第一に考えてきたからです。そうです。
本業の散髪以外に、10分、ときには20分近く、お客さんに
マッサージをするという、ちょっとしたサービスを心がけたことが、
徳を積む結果となったのです。つまり、できる範囲で
ちょっとしたサービスを人に施すことが、重要になってくるのです。

「お花見をするとき、仲間のために調理器具を持参し、
焼きソバやお好み焼きを作ってあげる」
「知人にモーツアルトのCDを貸してあげるとき、ついでに
ほかのクラシック音楽のCDも貸してあげる」
「銀行に行ったついでに、同僚の用事もすませてあげる」
こうしたちょっとしたサービスを、不特定多数の人に
行うように心がけましょう。そうすれば、「あの人はほかの
人とは違う」という好印象を持たれ、人の縁がどんどん
深まっていくようになります。すると、縁が縁を呼んで
運命の人と出会う確率だってグンとアップするようになるのです。

「運も人も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4899
「運命の人と出会うために、マインドヘルパーになりましょう」  (2014/12/03 [Wed])
都内のあるところに、Tという美容院があります。
このお店、開業して、まだ二年しか経っていないのですが、
いつ行ってもお客さんでいっぱいです。なぜでしょう。
お客さんがいうには、そのお店のスタッフは
マインドヘルパーのようなところがあるというのです。

具体的に言うと、「ブラジルへ個人旅行をするなら、
お勧めのマニュアル本がございますよ」
「新宿に二〇〇〇円以下のバイキングレストランができたの、
ご存知でしたか?」と情報を提供してくれたり、
「肩こりがひどいなら、上手なマッサージ師を紹介しましょうか?」
「英会話を習いたいなら、よい先生を紹介しましょうか?」と
人を紹介してくれるので、そのお店に行くと、
得した気分になるというのです。

すると、どうなるでしょう。お客さんの口コミでそのお店の
良さが伝わり、縁が縁を呼んで、よりたくさんのお客さんが
くるようになりました。そして、ついには、
「私が事業資金を出すから、池袋に支店を出さないか」
という人まで現れ、その人の力添えで、近々、
二号店がオープンするというのです。その協力者などは、
飛躍や発展のチャンスを運んでくれたという意味で、
まさに運命の人といっていいでしょう。

そこであなたも、人に尽くすために、他人に知識や情報を
提供してあげたり、自分の人脈を紹介してあげてください。
「ハワイへ旅行に行くなら、ワイキキにある○○という
ホテルがお勧めですよ。眺めが抜群で、設備も整っていますよ」
「○○に新しくできた健康ランドにはゲルマニュム風呂がありますよ。
それに料金も安いんです」「遺産相続のことでお困りなら、
知り合いの行政書士を紹介しましょうか?」「胃腸専門の、
よい医者を知っているんです」こういったことが、誰に対しても、
わけへだてなくできるようになればしめたものです。
人の縁がどんどん広まり、やがては意味のある偶然の一致、
『シンクロにティ現象』によって、あなたの前に運命の人が
現れるのも時間の問題となるのです。

「人も運も引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4898
「相手の立場になって行動すれば、縁はあなたを好みます」  (2014/12/02 [Tue])
前項で、親切の種まきを行うことの重要性と注意事項について
述べましたが、際に肝に銘じておいてもらいたいことがあります。
それは、相手の立場に立って行動するということです。
電車の中でお年寄り席を譲る場合、「本当は足腰を鍛えるために
立っていたい」という相手の気持ちを無視して「どうぞ」「どうぞ」
といって強引に勧めれば、かえって相手の心証を害してしまいます。
あるいは、「ごちそうしますから」といってベジタリアンの人に
焼肉を勧めても、これまた親切が仇となってしまう恐れがあります。

こうした過ちを防ぐためにも、「今、何をしてあげたらこの人は
助かるだろうか」「今、どうしてあげたら、あの人は喜ぶだろうか」
といったことを考えながら、親切の種まきをおこなってもらいたいのです。
そうすれば、場面に応じて、こんな気持ちが持てるはずです。
「忙しそうにしている同僚の代わりに銀行に行ってあげよう」
「後輩のコピー取りを手伝ってあげよう」「○○に行くのに、
迷ってはいけないので、紙に地図を描いてあげよう」
「今日はものすごく暑いから、外回りから帰ってきた同僚のために、
冷たいジュースを用意してあげよう」

また、相手のニーズにさりげなく応えてあげることも、
親切の種まきにつながります。たとえば、知人のAさんが、
絶版になってしまったある本を読みたがっていたとしたら、
そのことを記憶しておき、「この前、家の近くの古本屋で
偶然見つけたもので、よろしければどうぞ」といって、差し上げるのです。

こういわれれば、相手だってとてもうれしいでしょうし、
あなたに対して感謝の念を持つようになります。「この人は、
私のことをいつも気にとめてくれているのだ」「そういう人は、
もっともっと親しくなりたい」と考えるようになります。すなわち、
あなたよりも相手のほうが、あなたとの縁作りに躍起になるのです。
さて、あなたなら、誰のために、何をしてあげますか?

「人と縁を引き寄せる心理法則」より抜粋

vol. 4897
「親切の種をまけば、縁を招くことにつながります」  (2014/12/01 [Mon])
スリランカにキャンディという名前のことがあります。
キャンディでは毎年夏になると二週間、
寺に祀ってある仏さまの歯を特別な衣装をつけた象に載せて、
街をねり歩くお祭りが行なわれます。

そして、このお祭りの期間、他人に対して
一日10回の親切を施すと、1年間幸せに生活できるという
言い伝えがあるのです。その成果、この時期になると、
市民は街中に落ちているごみを拾ったり、貧しい人に
食事を振る舞うなどの行為を率先して行います。
観光客に対しても同様で、フルーツを無料で提供したり、
親切に道案内をしたりします。

そこで、あなたもこのお祭りを参考に、1日10回、
親切の種まきを行ってみてはどうでしょう。
といっても、そんなに難しく考える必要はありません。
「人が落とし物をしたら教えてあげる」
「電車の中で体の不自由な人やお年寄りに席を譲ってあげる」
「道に迷っている人がいたら、ていねいに教えてあげる」
「忙しそうにしている同僚のために、お茶を出してあげる」
こういった些細なことを行うだけでもいいのです。

ただ、その際に、「私はあなたのために、ここまでやってあげたのだ」
といって、相手に恩を売るような態度をとるのはやめましょう。
また、特定の人に対して、「この恩はどこかで返してもらいたい」
などと見返りを要求するのも厳禁です。そう言った打算的な
気持ちがあると、他人にいくら親切にしても、
プラスマイナスゼロとなり、徳を積んだことにならないのです。
第一、そういう気持ちを抱きながら人に接すると、
相手だって負担を感じるようになり、あなたを敬遠するようになります。

つまり、人に親切の種をまいたからといって直接、
相手から「縁」という名の実が刈り取れるとは限らないのです。
それは、この宇宙を巡り巡って、間接的に、
それも意外な形で自分のもとへ返ってくるものなのです。
従って、ただただ、「この人の役に立ちたい」
「この人を助けたい」「この人に尽くしたい」という
寛容な心でいることが重要になってくるのです。

「人と運を引き寄せる心理法則」より抜粋

ログイン 保存